
こんにちは。
福岡県大野城市にある VITAL PERSONAL GYM 代表の三苫です。
私は救急隊員として多くの傷病者対応を経験した後、解剖学に携わる仕事を通して筋肉・神経・関節の構造を学び、現在はパーソナルトレーナーとして「身体が本来持っている機能を引き出すこと」を大切に指導しています。
ジムに来られるお客様から、
- 「猫背を改善したい」
- 「巻き肩が気になる」
- 「肩こりがひどい」
という相談をいただくことは非常に多くあります。
その際、多くの方が最初に取り組むのが、ストレッチやマッサージなどです。
もちろん、これらは決して間違いではありません。
しかし、「頑張っているのにすぐ元に戻る」という方も少なくありません。
そのような方に私がまず確認するのが、「呼吸」です。
姿勢は普段の意識だけで決まるものではありません。
無意識に行っている呼吸の仕方、自律神経の働きも大きく関係しています。
今回は、その理由について詳しく解説します。

目次
- 姿勢は筋肉だけの問題ではない
- 呼吸が浅くなるとなぜ姿勢が崩れるのか
- 肩が上がる呼吸になっていませんか
- ストレスと呼吸の関係
- 胸郭が動かないと身体全体へ影響する
- あなたは息を「◯◯◯◯」できてますか?
- VITAL PERSONAL GYMが呼吸を評価する理由
- まとめ

姿勢は筋肉だけの問題ではありません
猫背や巻き肩というと、「胸の筋肉が硬い」「背中の筋肉が弱い」というイメージを持つ方が多いでしょう。
もちろん、それも大きな一因です。
しかし実際に姿勢は、骨格や筋肉、関節、靭帯、筋膜、呼吸、神経系
これらが協調して維持されています。
そのため、ストレッチやマッサージなどで改善しないケースがあります。

呼吸が浅くなるとなぜ姿勢が崩れるのか
私たちは1日に約2万回呼吸をしています。
実は、姿勢に最も影響を与える運動の一つが呼吸なのです。
正常な呼吸では、主に横隔膜が働きます。
息を吸うと横隔膜は収縮して下がり、胸郭が360度広がります。
この動きによって効率良く空気を取り込めます。
しかし、何らかの理由で横隔膜が十分に働かないと、
身体は別の筋肉を使って呼吸を続けようとします。
これを補助呼吸筋(大胸筋や胸鎖乳突筋など)による呼吸といいます。

肩が上がる呼吸になっていませんか?
補助呼吸筋には
- 胸鎖乳突筋
- 斜角筋
- 僧帽筋上部
などがあります。
本来は運動時や深呼吸など、一時的に使われる筋肉です。
しかし、日常生活でもこれらばかり使っていると、呼吸のたびに肩が持ち上がるようになります。
肩や首の筋肉は、本来の役割以上に働き続けるため、疲労が蓄積しやすくなります。
結果として、肩こりや首こり、頭痛などにつながる可能性もあります。

見落とされがちな「ストレス」と呼吸の関係
呼吸を乱す原因の一つが、ストレスです。
ストレスを受けると、脳の視床下部が反応し、交感神経系や内分泌系が活性化します。
これは危険から身を守るために必要な反応です。
しかし、
- 仕事
- 人間関係
- 睡眠不足
- 育児
などによって、この状態が長期間続くと、身体は常に緊張した状態になります。
その結果、呼吸は『速く、浅く』なりやすくなります。
つまり、ストレスが姿勢へ影響する入り口の一つが呼吸なのです。

胸郭が動かなくなると何が起こる?
呼吸が浅くなると、胸郭の動きも小さくなります。
胸郭とは、肋骨や胸椎によって作られる「かご状」の構造です。
本来は呼吸に合わせて、上下、左右、前後と立体的に動いています。
しかし、この動きが小さくなると、胸椎の伸展や回旋も制限されやすくなります。
すると、
腕を上げる動作
身体をひねる動作
スクワットなどで、肩だけ、首だけ、腰だけに負担が集中してしまいます。
つまり、姿勢だけの問題ではなく、身体全体の動きにも影響しているのです。

あなたは「息を吐き切れていますか?」
呼吸で最も大切なのは、実は吸うことより吐くことです。
十分に息を吐けないと、肺に空気が残り、次に吸う空気も少なくなります。
まずは、鼻からゆっくり吸い、口から6〜8秒かけて細く長く吐くことを意識してみましょう。
吐き切ることで横隔膜がしっかり働きやすくなり、胸郭も動きやすくなります。
肩を上下させるのではなく、下位肋骨が横へ広がるような呼吸を意識できると理想的です。

VITAL PERSONAL GYMでは呼吸から評価します
VITAL PERSONAL GYMでまず確認するのは、
- 呼吸
- 胸郭の動き
- 背骨の可動性
- 股関節
- 骨盤
- 重心のコントロール
などです。
身体はすべてつながっています。一部だけを見ても、本当の原因は見つからないことがあります。
だからこそ、私は動作全体を評価した上で、その方に合った運動をご提案しています。

まとめ
猫背や巻き肩は、筋肉が硬いだけではありません。
- 呼吸
- 胸郭
- 自律神経
- ストレス
これらも深く関係しています。
もし、ストレッチやマッサージを続けても改善しないのであれば、一度「呼吸」に目を向けてみてください。
あなたは最近、ゆっくり息を吐けていますか?
VITAL PERSONAL GYMでは体験トレーニング受付中
姿勢の改善には、「鍛える」前に「評価する」ことが大切です。
VITAL PERSONAL GYMでは、呼吸や姿勢、関節の動きまで丁寧に確認し、一人ひとりに合わせたトレーニングをご提案しています。
猫背や巻き肩、肩こり・腰痛でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。


