こんにちは。
VITAL PERSONAL GYM代表の三苫です。

福岡県大野城市で、パーソナルトレーニングの指導をしています。

VITAL PERSONAL GYMでは、ただ体重を落とすことだけを目的にするのではなく、

  • 姿勢や身体の動き
  • 筋力・体力
  • 食事
  • 日常生活での身体の使い方

まで含めて、「長く動ける身体」をつくることを大切にしています。

今回は、最近耳にすることが増えた「マンジャロ」をきっかけに、「体重が減ること」と「健康的な身体をつくることは同じなのか?」ということについて考えていきます。


目次

  1. 最近よく聞く「マンジャロ」とは?
  2. 「体重が減る=理想の身体」ではない
  3. 痩せるときこそ大切にしたい「筋肉」
  4. 筋肉には「身体を動かす」以外の役割もある
  5. 筋肉と脳・腸にも関係がある
  6. 筋肉を守るために必要な「運動」
  7. 筋肉を守るために必要な「タンパク質」
  8. 「何kg痩せたか」よりも大切なこと
  9. まとめ

1.最近よく聞く「マンジャロ」とは?

最近、ダイエットについて調べていると、「マンジャロ」という言葉をよく聞きませんか?
マンジャロの有効成分はチルゼパチドで、GIP/GLP-1受容体に作用する医薬品です。食欲や血糖コントロールなどに関わり、体重減少につながることがあります。

本来は、医師の診察・管理のもとで治療目的に使用される医薬品です。

一方で、「楽して早く痩せたい」という目的で注目されることもあります。

ここで、私がパーソナルトレーナーとしてお伝えしたいのは、「ただ体重を落とすこと」と「健康的な身体をつくること」は、必ずしも同じではないということです。


2.「体重が減る=理想の身体」ではない

例えば、体重が5kg減ったとします。
数字だけを見ると、「5kgも痩せた!」となります。

しかし、その5kgが脂肪だけなのか、筋肉も一緒に減っているのかによって、身体の中身は大きく変わります。

もちろん、体重を減らすことが必要な方もいます。

しかし、そこで終わりではありません。

重要なのは、「痩せたあと、どんな身体になっているか」です。

体重が軽くなっても、筋力が低下して日常生活で身体を動かしにくくなってしまえば、健康という意味では本末転倒になってしまいます。

だからこそ、体重を落とす過程でも筋肉をできるだけ守ることが重要になります。


3.痩せるときこそ大切にしたい「筋肉」

筋肉というと、「筋トレをして身体を大きくしたい人に必要なもの」というイメージがあるかもしれません。

しかし、筋肉はボディメイクをする人だけのものではありません。
筋肉は、身体を支え、身体を動かすための重要な組織です。

立つ、歩く、階段を上る、物を持つ。

こうした日常生活の一つひとつに筋肉が関わっています。

そして、30歳以降は年齢を重ねるにつれて筋肉量や筋力が低下していき、日常生活そのものが少しずつ大変になっていきます。

特に注意したいのが、加齢などに伴って筋肉量、筋力が低下するサルコペニアです。

筋肉を維持することは、「見た目を良くする」だけではありません。

将来、自分の身体を自分で動かし続けるための準備でもあります。


4.筋肉には「身体を動かす」以外の役割もある

近年、筋肉についてさらに注目されているのが、「マイオカイン」という物質です。

マイオカインとは、筋肉を使うと分泌されるタンパク質や代謝産物の総称です。

筋肉は単純に、「身体を動かすための組織」というだけではありません。

運動によって筋肉が刺激されることで、さまざまな物質が分泌され、身体組織に影響を与えることが研究されています。例えば、脳の神経細胞の維持や、脂肪、糖の代謝などに関わることが研究されています。

つまり、筋肉は身体を動かすためだけではなく、全身の健康にも関わる重要な組織と考えられるようになってきています。

最近では、「マッスルヘルス」という考え方も注目されています。

筋肉を「大きくする」という視点だけではなく、筋肉を健康に保つことそのものが、健康寿命を考えるうえで重要という考え方です。


5.筋肉と脳・腸にも関係がある

筋肉と他の身体の組織との関係についても研究が進んでいます。

例えば、筋肉と脳の関係です。

運動によって筋肉が活動すると、さまざまな物質が分泌され、それらが脳の機能にも関係することが分かっています。

また、筋肉と腸との関係も注目されています。

腸内細菌が食物繊維などを利用することで生み出す短鎖脂肪酸などの代謝産物は、筋肉の代謝やインスリンの働きなどにも関係しています。

つまり、運動と食事は別々に考えるものではありません。

運動によって筋肉を刺激し、食事によって筋肉や腸内環境を支える。
この両方が重要です。


6.筋肉を守るために必要な「運動」

では、痩せるときにどのような運動をすればいいのでしょうか。

まず自宅でも手軽に始められるのが、筋力トレーニングです。

筋トレの目的は、単純に筋肉を大きくすることだけではありません。筋肉に適切な負荷を与えることで、筋肉量や筋力を維持することにもつながります。

さらに、VITAL PERSONAL GYMでは、「身体を効率よく使うための運動パターンを身につけること」も大切にしています。

例えばスクワットやランジなどの動作では、単純に脚の筋肉を動かしているだけではありません。

足部、膝、股関節、骨盤、体幹など、複数の部位を連動させて身体を動かしています。

こうした動作を繰り返し練習することで、「筋肉がある身体」から「筋肉を使える身体」へ近づけていくことができます。

そして、筋トレだけではなく、歩くなどの有酸素運動も重要です。

いきなり激しい運動を始める必要はありません。

まずは、

  • 座りっぱなしの時間を減らす
  • こまめに立ち上がる
  • 食後に少し歩く
  • 普段より歩く距離を増やす

といったところから始めても十分意味があります。


7.筋肉を守るために必要な「タンパク質」

そして、もう一つ重要なのが、食事です。

特に筋肉の材料となるタンパク質は欠かせません。「筋トレをしている人だけがタンパク質を意識すればいい」というわけではありません。

健康的に身体を維持するためにも、タンパク質は重要です。

近年では、タンパク質について、「筋トレ直後30分以内に摂らなければ意味がない」という考え方だけではなく、1日の総摂取量や、1日の中で適切に分散して摂ることが重要だと考えられるようになっています。

例えば、体重65kgの方であれば、

一般的な健康維持を目的とする場合でも、1日に体重×1g程度の65g以上のタンパク質を確保する必要があります。
また、筋力トレーニングを行う人では、より多くのタンパク質が必要になります。

そして意外と見落とされやすいのが、朝食のタンパク質です。

昼食、夕食では肉や魚を食べていても、「朝食は食べない」「朝食はパンとコーヒーだけ」という方も少なくありません。

そんな場合は、

  • 卵
  • 牛乳
  • ヨーグルト
  • ギリシャヨーグルト
  • 納豆
  • 豆腐
  • プロテイン

など、無理なく追加できそうな食品を活用するのも一つの方法です。

また、タンパク質だけではなく、食物繊維を含む食品を幅広く摂ることも大切です。

野菜、海藻、きのこ、豆類、雑穀など、さまざまな食品を組み合わせることで、腸内細菌にもさまざまな栄養源を届けることができます。


8.「何kg痩せたか」よりも大切なこと

マンジャロをはじめ、医療の進歩によって体重管理の選択肢は増えています。

必要な方が医師と相談しながら治療を受けること自体を否定するものではありません。

ただし、「体重が減った=身体が健康になった」とは限りません。

大切なのは、痩せたあとに、どんな身体が残っているか。

そして、その身体で何ができるのか。

例えば、

  • 階段を楽に上れる
  • 長時間歩ける
  • 旅行を楽しめる
  • 子どもや孫と一緒に遊べる
  • 趣味を長く続けられる
  • 自分の身体を自分で支えられる

こうしたことも、身体の健康を考えるうえでは非常に重要です。

だからVITAL PERSONAL GYMでは、「何kg痩せましたか?」だけではなく、「身体はどう動くようになりましたか?」という部分も大切にしています。

体重を減らすことがゴールではなく、

痩せたあとも、動ける。
筋肉があり、身体を自分でコントロールできる。
そして、その身体でこれからの人生を楽しめる。

そんな身体をつくることこそ、私が考える「健康的に痩せる」ということです。


まとめ

マンジャロなどによって体重を減らすことができたとしても、それだけで健康的な身体が完成するわけではありません。

大切なのは、

①筋肉を守ること
②筋力・身体の動かし方を維持すること
③タンパク質など必要な栄養を摂ること
④日常的に身体を動かすこと

です。

「体重を落としたい」という方も、

「何kg落とすか」だけではなく、「どんな身体になりたいのか」

まで考えてみてください。

VITAL PERSONAL GYMでは、体重や体脂肪率だけを見るのではなく、姿勢や動作なども確認しながら、一人ひとりに合わせたトレーニングをご提案しています。

痩せるためだけではなく、痩せたあとも動ける身体へ。

それがVITAL PERSONAL GYMが大切にしている考え方です。

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※本記事は、一般的な医学・健康情報をもとに作成しています。特定の医薬品の使用を推奨するものではなく、医療上の判断については医師にご相談ください。

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