脳神経学を考慮したトレーニングとは?首や肩の力みを根本から解消するアプローチ

目次
- 脳神経学を取り入れたトレーニングとは?
- 首や肩に力が入ってしまう本当の理由
- 脳神経と筋肉の関係:副神経の働き
- 脳の左右差と身体の不調の関係
- 脳のバランスを整えるためのトレーニング例
- 福岡・大野城・春日市で脳神経に基づくトレーニングを受けるには
- まとめ
脳神経学を取り入れたトレーニングとは?
脳神経学を取り入れたトレーニングとは
一般的なトレーニングでは、「筋肉を鍛える」ことに意識が向きがちです。
しかし、体を動かしているのは“筋肉”ではなく、“脳”です。
脳神経学を考慮したトレーニングでは、筋肉を単体で鍛えるのではなく、
脳と神経の働きを整えて、身体をスムーズに動かせるようにする ことを目的としています。
この考え方を取り入れることで、
- 「首や肩の力み」
- 「片側ばかりに出る痛み」
- 「左右差による姿勢の崩れ」
といった根本的な問題の改善につながります。
運動中に首や肩が力んでしまう本当の理由

首や肩に力が入ってしまう本当の理由
たとえば、背中のトレーニング(ラットプルダウン)中に「首や肩に力が入ってしまう…」という経験はありませんか?
多くの場合、「背中を意識して」「首の力を抜いて肩甲骨を下げて」といった声かけを受けますが、
実際にはそれだけでは改善しないことがほとんどです。
なぜなら、これは“意識”の問題ではなく、
脳が「首の筋肉を使うように命令している」 からです。
脳神経と筋肉の関係:副神経の働き
脳神経と筋肉の関係副神経の働き
首まわりの筋肉である首を回したり肩をあげたりする筋肉
- 胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)
- 僧帽筋(そうぼうきん)
これらは、脳神経の第11番「副神経(accessory nerve)」 から直接支配を受けています。
この副神経は、交感神経の活動と深く関係しており、
ストレスや緊張、不安などによって交感神経が高まると、
自動的に首や肩の筋肉が硬くなってしまうのです。
つまり、「首の力を抜こう」と思っても、
脳が“危険”と感じている限り、筋肉は無意識に緊張する ようにできています。
この状態を解くには、
まず「安心感」を脳に与え、緊張状態から脱出することが重要です。
深い呼吸や視覚・嗅覚を利用した神経アプローチで、副交感神経を優位にするトレーニングも有効です。
脳の左右差と身体の不調の関係

脳の左右差と身体の不調の関係
次に知っておきたいのが「脳の左右差」です。
一般的に、
- 右脳 → 左半身を動かす
- 左脳 → 右半身を動かす
というのは知られていますが、実はもう少し深い仕組みがあります。
右脳は、左側を動かすだけでなく、
右側の安定や痛みの抑制、交感神経のコントロール も担っています。
一方、左脳は言語・論理・計算などを司るため、日常生活では左脳ばかりが酷使されやすい傾向があります。
つまり、
- 右利き(=左脳優位)
- 会話・思考が多い仕事(=左脳優位)
- スマホやPCを使う時間が長い(=右視野優位 → 左脳活動)
これらの要素が重なると、右脳の機能が低下し、右半身に痛みや不調が出やすくなります。
そのため、ただ筋肉をもみほぐしたり、ストレッチするだけでは根本的な改善にならないのです。

脳のバランスを整えるためのトレーニング例
脳のバランスを整えるためのトレーニング例
脳神経学的アプローチでは、筋肉だけでなく “感覚”への刺激 を重視します。
以下は、実際にVITAL PERSONAL GYMで行っているトレーニングの一例です。
✅ 呼吸の再教育
呼吸は自律神経と密接に関係しています。
深く穏やかな呼吸を習得することで、副交感神経が優位になり、首や肩の過緊張を解消します。
✅ 片側運動による左右差リセット
右脳を活性化する目的で、左手・左足だけを意識的に動かす運動を取り入れることもあります。
こうしたアプローチを組み合わせることで、
“身体の動かし方”そのものが変わり、再発を防ぐことができるのです。
福岡・大野城・春日市で脳神経に基づくトレーニングを受けるには
福岡大野城春日市で脳神経に基づくトレーニングを受けるには
福岡・大野城市・春日市エリアでも、まだ脳神経学を取り入れたパーソナル指導は珍しいのが現状です。
VITAL PERSONAL GYMでは、元救急隊員トレーナーの経験をもとに、
身体の構造(解剖学)と神経の働きを組み合わせた安全なトレーニング を行っています。
「どれだけ頑張っても、体の使い方が変わらない」
「片側ばかり疲れる・痛む」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。

まとめ
まとめ
- 首や肩の力みは「脳の指令」が原因であることが多い
- 副神経(第11脳神経)が緊張状態で過剰に働くと、首に力が入りやすくなる
- 左右の脳の働きバランスが崩れると、痛みや姿勢の偏りが起こりやすい
- 筋肉だけでなく、脳や神経へのアプローチが根本改善への近道
体を動かすのは“筋肉”ではなく“脳”です。
脳がリラックスし、神経が正しく働くことで、自然と体も動かしやすくなります。
※本記事の内容は一般的な神経生理学・運動学の知見をもとにしたものであり、医学的診断や治療を目的とするものではありません。
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