【肩こり・腰痛にストレッチだけは危険?】根本改善のために知っておくべき正しいセルフケア



肩こりや腰痛を和らげるために、多くの人がまず思い浮かべるのが「ストレッチ」
確かにストレッチは、筋肉をほぐして一時的に体を楽にする効果があります。
しかし、「ストレッチをすれば肩こりや腰痛が治る」と思っていませんか?🧘

この記事では、
一見効果的に見えるストレッチが、実は肩こりや腰痛を悪化させてしまう可能性がある理由や、
根本的な改善につなげるために大切な考え方について解説します。

【目次】


1. 肩こり・腰痛にストレッチは効果的?

肩こりや腰痛のセルフケアとして、まず思い浮かぶのが「ストレッチ」。
筋肉をじわじわと伸ばして関節の可動域を広げる「静的ストレッチ(スタティックストレッチ)」は、確かに一時的に筋肉を柔らかくし、リラックス効果もあります。

しかし、「ストレッチ=肩こり・腰痛が治る」わけではありません。
なぜなら、ストレッチで筋肉を伸ばすことはできても、筋肉が硬くなった“原因”までは取り除けないからです。


2. ストレッチだけでは改善しない理由

筋肉が硬くなるのには必ず理由があります。
たとえば、姿勢の歪みや日常の動作の癖、筋力バランスの乱れなどです。

この「原因」がある限り、ストレッチで一時的に柔らかくしても、
またすぐに筋肉は硬くなり、肩こりや腰痛が再発します。

また、どの筋肉を伸ばすべきかを間違えると逆効果になることも。

たとえば、

  • 反り腰の人 → ・前ももの筋肉が張り、太もも裏やお尻がゆるんでいる
           ・背中の筋肉が張り、腹筋群が緩んでいる 
  • 猫背の人 →・胸の筋肉が硬く、背中側が弱っている

このように、すでに“ゆるんでいる”筋肉をさらにストレッチしてしまうと、
より弱くなり、筋力バランスが崩れて痛みが悪化するリスクもあります。


3. 柔らかければいいわけではない〜可動性(モビリティ)と安定性(スタビリティ)の関係

身体は「柔らかい=良い」と思われがちですが、それは誤解です。

関節にはそれぞれ、

  • モビリティ(可動性) … よく動く関節 胸椎など
  • スタビリティ(安定性) … 安定して支える関節があります。 頸椎や腰椎など

このバランスが取れていることが、肩こり・腰痛の予防や改善の鍵です。
(胸椎、胸郭などはモビリティが必要な関節であり、硬いと腰椎や頸椎を代償してしまう。)
また、柔らかすぎる身体は、安定性を担う筋肉に過剰な負担をかけてしまい、
結果として「不安定な動き」「慢性的な疲労感」につながることもあります。


4. 実体験:ストレッチ店で腰痛になった話

私自身、過去にストレッチ専門店へ通っていた時期があります。
普段伸ばさない部位を伸ばしてもらうと確かに気持ちよく、
痛みに強い私は「もっと強くお願いします」とお願いしていました。

しかし、数回通った後に腰痛を発症。
ストレッチが直接の原因とは断定できませんが、
通うのをやめてから腰痛が改善しました。

誤解してほしくないのは、ストレッチ専門店自体を否定しているわけではないということです。
むしろ、私自身が「強く伸ばしてほしい」とお願いしたことで、
本来伸ばすべきではなかった部位や、安定性を保つために必要な筋肉まで過度に伸ばしてしまったことが原因だと感じています。

この経験からも、ストレッチは「やればやるほど良い」というものではなく、
伸ばしてはいけない・弱くしてはいけない筋肉を無理にストレッチしないことの大切さを痛感しました。

最近では、SNSやショート動画などで「このストレッチをやるだけで腰痛改善!」「1日1分で肩こり解消!」といった情報を多く見かけます。
しかし、身体の状態や原因は人それぞれ違うため、誰にでも効果があるとは限りません。
安易に真似をすると、かえって不調を悪化させる可能性もありますので注意が必要です。


5. マッサージも「気持ちよさ」と「改善」は別物

マッサージもストレッチ同様に“気持ちよさ”を感じますが、
その効果は一時的で、根本改善にはつながりません。

特に、抗重力筋(姿勢を支える筋肉)を緩めすぎると
体を支えるために他の筋肉が過剰に働き、
かえって肩こりや腰痛を悪化させることもあります。


6. 「鍛えればいい」も間違い

弱い筋肉をただ鍛えるだけでは解決しません。
日常動作の癖で、正しい姿勢を取れないまま筋トレを行うと、
一部の筋肉に負担が集中してオーバーワークを起こし、
さらに痛みや不調を生むケースもあります。


7. 姿勢や動作を整えることが不調軽減の第一歩

肩こりや腰痛を根本から改善するためには、
「どこを鍛え、どこを緩めるべきか」を正しく見極めることが大切です。

そのためには、

  • 自分の姿勢・動作のクセを把握する
  • 必要な筋肉を適切に鍛える
  • 緩めるべき部分のストレッチする

この3つのバランスを取ることが欠かせません。


8. まとめ:ストレッチは“補助的なケア”にすぎない

ストレッチやマッサージは、あくまで補助的なセルフケアです。
根本改善のためには、姿勢・動作・筋力のバランスを整えることが不可欠です。

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⚠️ 免責事項
本記事は一般的な知識および筆者の経験をもとにまとめた内容であり、医学的根拠を保証するものではありません。
症状が続く場合は、医師または理学療法士などの専門家へご相談ください。



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